こんにちは、気分障害のアキです。
各地で地震が起きていますね…。
私の生まれ育った愛知県では、小学生のころから「いつ大地震が来るかわからない」と言われてきました。
東南海地震ばかりが大きく取り扱われていますが、濃尾地震という直下型もいつ来るかわからないのです。
濃尾地震(のうびじしん)は、1891年(明治24年)10月28日に濃尾地方で発生した、日本史上最大の内陸地殻内地震。「美濃・尾張地震(みの・おわりじしん)」とも呼ばれている。
県外育ちの方で今愛知や岐阜にお住まいの方は、南海トラフだけでなく根尾谷断層についても知っておいて欲しいです。
こんなことを書くと不安をあおってしまうかもしれません。
でも不安に対処するために必要なのは知識と準備です。
あやふやな知識だけで不安が雪だるま式に膨れ上がってしまうくらいなら、その不安を行動で昇華していつ来るかわからない災害に備えましょう。
目次
日本は自然災害大国、これは事実
戦後、日本は阪神淡路大震災や鳥取県西部地震、芸予地震、十勝沖地震、新潟県中越地震、東日本大震災、長野県北部地震など、実に様々な場所で大きな被害をもたらす震災が起きています。
マグニチュード6以上の地震はほぼ毎年どこかで発生しています。
でも私たちの国は、大震災の都度建築基準法を改め、震災に遭っても「命を守れる」水準の建築物を建てるようにしてきました。
日本は転んでもただじゃ起きない国です。
実家住まいで古い木造家屋に住んでいる場合は、自治体の耐震診断を無料で受けられる場合があります。
アパートやマンションに住んでいる方は、賃貸契約書を見て自分の住んでいる物件が何年に建てられていてどんな構造をしているのか一度確認してみましょう。
1回の大きな地震が来ても、そう簡単に壊れるようには出来ていないはずです。
阪神淡路大震災で多くの被害が出た教訓が、いまの日本の建物には活かされています。
家自体が簡単に壊れるものではないと確認出来たら、家の中の危険リスクを確認しましょう。
揺れ始めた時、とっさに身を置く場所を決めておく
緊急地震速報が鳴ったとき、あるいは揺れ始めた時。
基本的には以下の場所で揺れが収まるのを待ちましょう。
- 窓から遠い場所
- 倒れてくるものがない場所
- 太い柱の近く
私の家の場合は、窓も本棚もない寝室のベッドの上が一番安全な場所になります。
台所は一番危険です。割れた食器でけがをした場合、感染症のリスクが出てきます。
割れるようなものがない、家の安全地帯を今一度確認しましょう。
最悪を想定して避難の用意を
避難所への避難は、自宅にいると危険な場合に行います。
もしあなたが住んでいる家が築浅のマンションであれば、自宅にとどまった方がプライバシーなどの面で居心地は良いでしょう。
ただ、大きな地震の後はガス漏れや電気の配線の亀裂などで火災のリスクが高まります。なにが起きるかわかりませんから、避難所への避難方法や非常用持ち出し袋は用意しておきましょう。
自宅にとどまる場合を想定して、非常用持ち出し袋以外にもレトルトやインスタント食品をストックしておくことは有効です。
また、断水に備えて水を入れるためのポリタンクなども用意しておきましょう。
ポリタンクと合わせて、災害時給水所まで運ぶためのキャリーも用意しておくと万全です。
非常用持ち出し袋には賞味期限の長い非常用食、自宅待機する場合の食料品ストックは普通のインスタントやレトルト食品にして、使用しながら新しいものと順次入れ替えを行うローリングストックをオススメします。
ペットが逃げてしまう場合も想定して、ペットタグを
今日の大阪震源の地震でペットの猫が逃げてしまったというツイートを散見します。
家の中しか知らない猫や室内犬は、パニックになるとどこへ行ってしまうかわかりません。
ICチップを入れたり、ペットタグをつけるなどして、ペットを守りましょう。
ペット用品もローリングストックしておくと安心です。
家族と「防災訓練」をしておこう
日中など、家族がバラバラになっているときに被災すると、家族の安否が心配になると思います。
しかし震災の直後、スマホのメールも電話も非常につながりにくくなります。
災害用非常伝言ダイヤルの使い方を日ごろから確認しておく、または被災した時の行動をあらかじめ決めておくなどして、手元の通信機器の充電をなるべく浪費しないようにするのが賢明です。
我が家では、被災した場合は
- 屋内の安全確認
- 貴重品と非常用持ち出し袋を持って
- 玄関ドアに「安全確認済み」とメモを残し
- 電気やガスなど元栓を絞めて
- 息子がいる小学校に一旦集合する
というルールを決めています。
ご家族のいる方はこれを機会に、被災時の行動を話し合ってみましょう。
不安なことは紙に書き出して、ひとつずつ解消していく
不安だと思います。パニックを起こすかもしれません。
でも、その不安に対処するためには、正しい知識と準備、具体的な行動計画を立てるのが一番です。
地震はいつ来るかわかりません。これは事実です。
だからといって、不安に振り回されないように、冷静に対処しましょう。