こんにちは、気分障害のアキです。
気分障害は、感情障害ともいいます。
最近、「あー、感情システムうまくはたらいてないなー」と実感しています。
今日は気分(感情)障害とは切っても切れない、感情とのおつきあいについて書きたいと思います。
ストレス下、こころは暴風域に入る
私の場合なんですけど、仕事をしていたとき、仕事内容もそうだったし先輩との人間関係にも悩まされていたりして、こころは大荒れでした。
ストレスが台風の本体だとすると、こころはその中にぽつんと置かれて暴風にさらされている状態といいますか。
頭の中はマイナス思考の大嵐です。
認知のゆがみのひとつに、自動思考というものがあります。
何でもかんでもマイナスの感情に自動変換しちゃうんですねぇ。
一番ストレスの酷かった時期は毎日泣きながらこの頭の中の嵐に翻弄されておりました。
暴風域は台風が去らない事にはおさまりません。
こころが折れる前に、台風=ストレス源から逃げ出すことが必要です。
嵐の後の快晴…というわけにはいかなかった
いざストレスから離れてみると、嘘のように心が晴れ渡ってめちゃくちゃスッキリします。
でもね、私の場合ですが、晴れ渡っているようでいて実は、めちゃくちゃ濃い靄に覆われていて周りが真っ白、何も見えない状態になっているんですよ。
自分のこころが何を感じているのか、何を考えているのか、わからないんです。
感情がなくなるんです。
なくなるというのは言い過ぎかもしれませんが、ともかくめちゃくちゃこころの動きがにぶくなってしまう。
涙が出そうになるのに、なんで涙が出そうになるのかわからないんです。
自分のこころが見えない。
一見すると、いつもの自分に戻っているような感じもするのだけど、暴風雨にさらされて疲弊しきってしまい、うまく脳がはたらいていないような状態になってしまいます。
でも物事に対して、何も感じないわけじゃないんですよ。
何かしらこころは感じている。
見えないだけで。
こころをじっくりと観察してみよう
見えないだけで、ちゃんとこころは何かしら感じているんです。
注意深く観察してみると、こころから「もう出てきてもいいの…?」と所在なさげに感情は顔を出しています。
ストレス下で傷つきまくった感情は、雨戸をしっかりしめたこころの部屋からなかなか出てきてくれません。
でも、今は大丈夫、出てきてもいいよ、どんな感情でも受け入れられるよとこころを落ち着かせ、閉じこもっている感情にはたらきかけると、少しずつ、少しずつ外に出ようとしてくれます。
感情はどんなものであっても、「そうなんだね、そういう気持ちなんだね」と受け入れてあげることが必要です。
自分がどんなものごとに対して、どう感じているのかを知ることが、気分(感情)障害とのおつきあいでは大切になってきます。
こころから湧き上がる感情を見つめよう
重要なのは、湧き上がる感情は否定せず受け入れ、なおかつ感情に振り回されないように俯瞰することです。
俯瞰とは、神様視点、第三者視点でものごとを見る、という意味です。
感情に対して、自動的に思考も浮かんでくるかもしれません。
「悲しい」という感情に、「だからダメなんだ」とか「〇〇のせいで」とかの自動思考が現れるのを自分で観察することができたら、果たしてその思考は妥当なのかを検討しましょう。
感情と共に浮かぶ思考に、更に感情が湧きおこり始めると、マイナス思考のループにはまってしまうことがあります。
大切なのは、感情を受け入れること。
何に対してその感情が浮かんでくるのかを知ること。
感情が生み出す自動思考は建設的なのかを検討すること。
こうして、感情と上手につきあえるようになっていけるようになれたら、気分障害ともうまくつきあえるようになるかもしれません。
とか言いつつ、今のアキは…
頭まっしろです。笑
おーい、感情ちゃん、出てこーい!笑