神経伝達物質

療養のヒント

うつの人はセロトニンを増やそう

更新日:

こんにちは、気分障害のアキです。

うつ病の原因や仕組みはまだ解明されていませんが、セロトニン・ドパミン・ノルアドレナリンという3つの神経伝達物質が減少している、またはうまく機能していないのではないかと言われています。(モノアミン説)

そこで、うつの治療にはこれらの物質を増やしたりはたらきを促進する作用のある薬が使われるのです。

私が飲んだことがある抗うつ剤の例で見てみましょう。

薬の名前 タイプ 作用
ジェイゾロフト SSRI 脳内のセロトニン量を増やす
レクサプロ SSRI 脳内のセロトニン量を増やす
トリプタノール 三環系 セロトニン・ノルアドレナリンの量を増やす
テトラミド 四環系 脳内のノルアドレナリンの濃度を高める
サインバルタ SNRI セロトニン・ノルアドレナリンの量を増やす
レメロン NaSSA セロトニン・ノルアドレナリンの作用を強める
リフレックス NaSSA セロトニン・ノルアドレナリンの作用を強める

困惑するひよこ
結構色々飲んできてるのね…

ジェイゾロフトとサインバルタ以外大した効果は感じなかったけどね
ペンギン
ペンギン

さてこの抗うつ剤の作用を見て、疑問を持った方はいないでしょうか。

モノアミン説では、脳内神経伝達物質であるセロトニン・ドパミン・ノルアドレナリンが減少、もしくはうまく作用していないのがうつ病の原因ではないか、とされているのですが、抗うつ剤として処方されている薬にドパミンに作用する薬がないんですよね。

で、医師からの生活上の助言としても、セロトニンの分泌を促すような内容が多いです。

関連記事:セロトニンに働いてもらうための3つの習慣

結論から先に書いておくと、セロトニンがしっかりはたらくことでドパミンやノルアドレナリンもバランスよくはたらいてくれるようになるんですよ。

なんでだろ~というわけで、調べた内容をこの記事で紹介します。

 

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ドパミンとは

ドーパミン(英: dopamine)は、中枢神経系に存在する神経伝達物質で、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもある。運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる。

Wikipedia

ドパミンは「やる気」をアップさせる興奮型の神経伝達物質です。

ワクワクしてやる気をアップさせ、目標を達成した時に「よっしゃ!」という気分にさせるため、「報酬系」という役割を担っています。
快感により意欲を生み出し、ストレスを打ち消してくれるのがドパミンです。

そのドパミンが減少すると、うつ病でもなじみの深い「意欲低下」「無気力」「抑うつ感」があらわれてきます。減少の理由としては強いストレスが考えられています。

ドパミンは意図的に分泌を促すことができますが、それをやると自然な分泌ができなくなってしまいます。だから薬によって意図的にドパミンを増やそう、というのはちょっと危険なのです。

薬以外の意図的な分泌の代表例が、アルコールやたばこへの依存です。

また、簡単に報酬が得られるゲームなども、ドパミンの分泌を促します。

では、自然にドパミンを分泌するにはどうしたらいいのでしょうか。

自然にドパミンを分泌する方法

自然にドパミンを分泌するには、以下の方法が効果が高いと言われています。

  • 運動する
  • 笑う
  • 達成感を得る

達成感を得るためには、些細なことでもいいので毎日何かしらの目標をつくり、それを達成していくことが有効でしょう。

「毎日入浴する」という目標が困難であれば、「服を脱ぐ」「洗面所に行く」「お湯を出す」というように、目標を細分化してより達成しやすいよう工夫することで確実に達成していくことができます。

躁のときはドパミンがはたらきすぎている

双極性障害の人はドパミンには注意が必要です。

躁状態のとき、興奮系の神経伝達物質であるドパミンが過剰にはたらきすぎているという説があります。

でははたらきすぎているドパミンをどう制御したら良いのか、というところで活躍するのがセロトニンです。

セロトニンは興奮系の神経伝達物質のバランスを整え、高ぶった心を落ち着かせてくれます。

そのため、双極性障害の人もセロトニンを積極的に分泌できるよう心掛けることで、症状が安定する可能性があります。

 

ノルアドレナリンとは

ストレス・ホルモンのうちの1つであり、注意と衝動性 (impulsivity) が制御されている生物の脳の部分に影響する。アドレナリンと共に、この化合物は闘争あるいは逃避反応を生じさせて、心拍数を直接増加させるように交感神経系を動かし、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の素早さを増加させる。

Wikipedia

ノルアドレナリンはドパミンを原料として作られる神経伝達物質で、ドパミンと同じ興奮系です。

ノルアドレナリンはストレスを感じると作り出され、「やる気」や「意欲」を高めてくれますが、「不安」や「恐怖」の感情も引き出してしまいます。

ノルアドレナリンは「怒りのホルモン」とも呼ばれています。

ストレスをきっかけに作り出されるノルアドレナリンは、交感神経を優位にし、心拍の上昇や覚醒、緊張などを引き出します。

ノルアドレナリンが不足していると、意欲や判断力の低下、無気力や無関心などの抑うつ状態となってしまい、ストレスへの対応ができなくなります。

ノルアドレナリンは、強いストレスにさらされ続けることで不足するため、うつ病との関連が深いと言われています。

ノルアドレナリンを増やすには

ノルアドレナリンは不足していても過剰であっても生活に悪影響を及ぼします。

通常の作用を期待するのであれば適度なストレスがノルアドレナリンの分泌を促すと考えていいところですが、強いストレスにさらされ続けた結果、ノルアドレナリンが正常に分泌されなくなっている状態がうつ状態です。

それでは、どのようにしてノルアドレナリンを整えれば良いのか。

それはセロトニンにはたらいてもらうことです。

興奮系の神経伝達物質であるノルアドレナリンは、ドパミンと同じくセロトニンがその分泌のバランスを整えてくれます。

セロトニンには心を落ち着かせることでストレス耐性を高める作用があるのです。

 

結論、セロトニンを増やそう

セロトニン、ドパミン、ノルアドレナリンは三大神経伝達物質と呼ばれていますが、セロトニンはこの3つの神経伝達物質の司令塔的な役割を担っています。

セロトニンが正常に分泌され、うまく作用してくれることで、ドパミンやノルアドレナリンのはたらきも正常な状態になるのです。

うつ病だけでなく、双極性障害の人もセロトニンに働いてもらうことは有効です。

そんなわけで、気分障害のみなさん。

ドパミンやノルアドレナリンのことはあまり考えず、セロトニンにうまくはたらいてもらうための活動(セロトニン活動)をしましょう!

関連記事:セロトニンに働いてもらうための3つの習慣

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