こんにちは、気分障害のアキです。
金曜日に人生で初となるカウンセリングを受けに行ったんです。
カウンセリングっていうと、医療機関で1回5,000円くらい払って受けるイメージだったんですよね。
高ぇよ。そうやすやすと行けねぇよ。
って思ってたんですよね。
ところがどっこい、あいち保健管理センターってところでは初回無料、その後も福祉の自立支援制度を利用して1割負担の850円(住民税非課税世帯は無料)でカウンセリング受けられるってがわかったわけです。
行くっきゃねぇ…!(確信)
行きました。行ってきましたよ。カウンセリング。
目次
あいち保健管理センターとは
あいち保健管理センターって一体ナニモノなんだ。
何故他では全額自己負担のカウンセリングが1割負担になるんだ…!
というわけでWEBサイトを入念にチェックしました。
カウンセリングQ&Aにはこんな記述が。
Q.料金はいくらかかりますか?
A.初回カウンセリング(60分、心理検査含む)は無料となっております。
また、当センターでは名古屋市の指定を受けておりますので障害福祉サービス受給者証を取得した場合には0~850円程度の自己負担額にてご利用いただくことができます。
障害福祉サービス受給者証
知ってる知ってる!アキ社会福祉士だもん!
障害福祉サービス受けるために必要なやつだよね!
介護でいうところの介護保険証だよね!
え…、障害福祉サービスにカウンセリングってあったっけ?
勉強した当時の教科書をあさってみた。
精神障害者が使える障害福祉サービスは以下のとおりである。
- 居宅介護(ホームヘルパー)
- 行動援護(外出の支援)
- 自立訓練(生活訓練)
- 宿泊型自立訓練
- 就労移行支援(リワーク)
- 就労継続支援(作業所)
- 共同生活援助(グループホーム)
おわかりいただけるだろうか。この中にカウンセリングが含まれると。
私はわかりませんでした。
敢えて「これか…?」というのを取り上げてみると、こいつです。
- 自立訓練(生活訓練)
- 食事や家事等の日常生活能力を向上するための支援や、日常生活上の相談支援等を実施。
あいち保健管理センターでは
- リカバリープログラム(生活訓練)
- リワークプログラム(就労移行支援)
の2つをメニューとして提供しているようです。
通所訓練668単位+短期滞在加算180単位で合計848単位になるので、カウンセリングの利用料ともおおむね一致します。

なんというか、頼もしい…期待が高鳴ります。
略歴を話すのはめんどくさかった
20分前に到着したわけですが、緊張して生まれたての小鹿のように震えていました。笑
A4裏表1枚に病状やら職歴やらを記入し、もう1枚のA4に最近1週間の心の状態を記入し(心理検査用ですね)、出された紅茶を飲みながらしばし待機。
時間ピッタリに呼ばれ、担当してくれたカウンセリングスタッフは若い男性です。
最初は記入したA4の紙にそって質問に答えていたわけですが、なんというか、多分いわゆる普通の人の対応が多いんでしょうね。
「大学を卒業された後〇〇に就職されたのですか?」
「いや、高校中退しているので中卒です。」
「お仕事は色々変わられたそうですが、3~4社くらいですかね」
「いや、アルバイト含めて10社以上ですね。」
そういうやりとりのひとつひとつが何だか面白くて、カウンセラーが出してくる「普通の人の例」をことごとく否定できる私の人生はつくづくユニークなんだなと思いました。
伝家の宝刀「ブログ読んでください」
いちいち説明するのホントめんどくさいんですよ、私の経歴。
なのでノーパソ持参しておりました。
何のためって、ブログ見せるためです。
「口で説明すると長くなるので、ブログ読んでください」
高校中退の経緯について聞かれた時、そろそろ説明するのがめんどくさくなったので出しました、ノーパソ。そして私のプロフィール記事を見せました。
関連記事:アキの躁うつな人生
「なるほど…」とか言いながらブログを読むカウンセラー。
「処女をお捨てになられたんですね」とか質問があって、「そうですね」と答える。
シュール。めっちゃシュールでした。
カウンセリングに何を求めていますか?
何分経歴のめんどくさい人間なので、自分の今までの略歴を話すのに、ブログを使っても45分かかりました。
「確かにこれを口頭で説明しようと思うと5時間はかかりますね…」
多分、私が自分のような人間を相手に相談援助するとしたら、間違いなく「支援困難ケース」として取り扱いますよ。笑
それでまあ45分かけて大体の経歴を説明し終えて、ようやく本題です。
「カウンセリングに何を求めていますか?」
これねー、完全に「行くっきゃねぇ」っていう勢いだけで予約して飛び込んだのでこの一番大事なところを特に考えてなかったんですよね。
でもカウンセリング受けたいとはこの1ヶ月くらいずっと考えてはいて、その目的はというと「病状の安定」が一番です。マシになりたい。うまくつきあえるようになりたい。
なので、カウンセラーにもそう伝えてみました。
「病状の安定」
そしたら何て言ったと思いますか?カウンセラー。
「そうですね、双極性障害は治るものではないですが、安定させることは可能です」
さり気に一番気にしてたところをサクッとぶった切ってくれました。
治るものではない
なおるものではない
なおるものではない
(言い切りやがった…!)
と、思いつつ、「安定させることは可能です」の言葉にちょっと安心したのも事実。
多分、実績があるんだと思います。実績があるなら頼ります。
だって、心の底から安定させたいですもん。
リカバリーとリワークについて説明を受ける
カウンセリングに求めていることを確認したあと、あいち保健管理センターで提供しているメニューについての説明を受けました。
リカバリープログラムは症状安定のためのもの。
リワークプログラムは仕事復帰のためのもの。
受けるためには障害福祉サービス受給者証が必要だということ。
申請してから受給者証が届くまでは1カ月かかること。
週明け、さっそく行ってみようと思います。申請に。
少しでもマシになるためならなんだってやりますよ。安定したいし。
そんなわけで、初回カウンセリングは終了しました
初回だからこんなもんかなーって感想です。
援助者と利用者はまず信頼関係づくりから始めますからね。
そのためにはまずお互いを知る作業が必要です。
カウンセラーは私のめんどくさい経歴を、私はカウンセラーが提供する支援メニューを知ることができた。一歩前進です。
「障害福祉サービス受給者証」「カウンセリング」のワードで検索すると、あいち保健管理センターのように障害福祉サービスを利用したカウンセリング機関はそこそこあるみたいです。
興味がわいた方がいたら、チェックしてみてください。