こんにちは、気分障害のアキです。
私は介護福祉士の養成校で2年間専門職としての知識を学んだのですが、その中でも結構カリキュラムが多くて内容も難しかったのが「こころとからだのしくみ」という単元です。
看護師ほどじゃないですが、介護福祉士も医学的な基本知識をちょろっと学ぶわけです。
その「こころとからだのしくみ」の中でも一番最初くらいに言われたのが、「こころはどこにあると思いますか?」という質問です。
模範解答的には「脳」が正解なんですが、私は今でもこころは胸、つまり心臓あたりにあるものだと思っています。頑固なので。笑
でも、実際のところどうなんでしょうね。
医学的な答えが果たして本当に合ってるんでしょうか?(頑固)
目次
こころをつかさどるのはやっぱり脳です
いきなり折れとるやないかーいという感じですが、こころの動きを作っているのはやっぱり脳なんですよ。心臓は血液を全身に送り出しているだけです。これはもう事実なんで認めます。
だから「こころの病気」たる「うつ病」も、「脳の病気」なんです。
ところで単純に「脳」って言ってますが、頭の中にある脳みそだけが身体の全部をコントロールしてるわけじゃないんですよ。
脳や脊髄(中枢神経)を含む神経系が身体の隅々まで神経を張り巡らせていて(末梢神経)、その神経にある神経細胞に電気信号を送って身体に「こうやって動け!」という指令を出しているわけです。
指令を出すだけじゃなくて、身体が受け取った感覚をフィードバックするのも神経系です。
身体のコントロールをしているのは脳単体じゃなくて、あくまで脳を含む神経系全体なんですよ。
自律神経も神経系の仲間だよ
よく「交感神経と副交感神経のバランス大事!」って言いますよね。
うつ病の人は自律神経が乱れているとか言われますよね。
その自律神経(交感神経や副交感神経)も神経系の仲間です。脳の仲間。
うつ病っていうと脳の機能が弱ってる感ありますけど、私思うんです。
脳だけじゃなくて神経系全部いっちゃってんじゃないのと。
最近ね、なーんか食べ物が苦く感じるときがあるんですよ。
で、その症状について医師に聞いたら、「うつの症状のひとつですよ」と言われたわけです。
そうそう、最近味覚が、苦味を感じやすいというか、ちょっとおかしいときがあって。そのことを話したら、「うつの症状でそういったものが現れることがあるんです」って。味覚がおかしくなるって主婦には辛いね。まあ、うちは神の化身たる夫氏が作ってくれるので良いのですが(良くはない
— アキ@気分障害 (@aki_utsu) May 23, 2018
うつ病は脳の病気≒神経系の病気で良いんじゃないか?
自律神経乱れるわ、味覚(感覚)おかしくなるわ…。
もうさ、うつ病って脳単体の問題じゃなくねって思うんですよ。
脳単体っていうより神経系がダメになってるんじゃないのと思うんです。
医者も「神経系の病気ですね」じゃわかりにくいから「脳の病気ですね」って言ってるだけじゃないのかしら。そこんとこ、プロのお医者様に一度見解を伺ってみたい。笑
神経系がアレなんだぞ、というのが本質的に合っているのだとすれば、治療のためのセルフケアのアプローチも幅が広がるじゃないですか。
朝日を浴びてセロトニン出すのも大事だとは思いますけど、例えば自律神経ぐっちゃぐちゃなら自律神経をケアするアプローチ、感覚神経がおかしいなら感覚神経をケアするアプローチ、色々方法があると思うんです。
こころのある場所はやっぱ脳だけじゃないよ
ここで最初に戻ってきますが。
「こころの病気」といわれるうつ病が「神経系の病気」だとしたら、こころ=神経系であって、神経系は全身くまなく張り巡らされているわけです。
じゃあこころはどこにあるのかと言ったら、答えは脳・頭の中じゃなくて、物理的な身体全体にあると言えなくもないんじゃないでしょうか。
スピリチュアル感出ますけど、「魂」をイメージしたとき、その姿はほとんどの人が自分自身を思い浮かべると思うんです。それこそが「こころ」の正体ではなかろうか。
例えば腕を失った人が、実際にはなくなっている腕が「痛い」という、幻肢痛という症状が現れる場合があります。
四肢を切断した患者のあるはずもない手や足が痛みだす。例えば足を切断したにもかかわらず、爪先に痛みを感じるといった状態を指す。あるはずのない手の先端があるように感じる、すなわち幻肢の派生症状である。
こういう話からも、魂は自分とうりふたつの姿で身体と一緒にくっついていて、それがすなわちこころじゃなかろうかと考えちゃうわけです。
「考える」機能を持つのは脳だけじゃないからね
例えば熱湯に触れた時に瞬間的に手を引く「反射」って反応があるじゃないですか。
熱いという感覚を脳に伝えて、脳が「やばい、手を引け」と指令を出して、筋肉を動かす反応をする、それじゃ危機に対応するには遅すぎる。
というわけで、脳を介さずに、感覚器が受け取った熱さから「やばい」と「考え」て手を引く「反応」をする「反射」という機能があるわけです。
もちろん論理的にアレコレ考えるのは脳ですけど、他の神経系もそれぞれに「考える」機能を持っている。
そのことからも、こころが脳にあるって言いきるのは難しいと思うんです。
私たちは身体中の感覚から受け取った情報について「考え」て「反応」する。
こころも同じじゃないですか。
同じですよね。
同じだと思います。(頑固)
だからね、「こころのケアをしよう」となった時は、精神論的な心理教育的な心理療法的なことも大事だとは思うんですけど、「神経系のケアをする」という感覚を持っていたら、より効率のいいケアが出来ると思うんですよね。
これは完全に医学的な根拠とかガン無視の持論です。笑
でも、そんなに的外れすぎることもないんじゃないかなーと思っています。