こんにちは、気分障害のアキです。
3月頃、うつ病当事者が経営する喫茶店がちょっと話題になりましたね。
新井薬師に「しょぼい喫茶店」 うつ病患う学生が開業、皆が「生きる」ための場目指す
「誰かにとっては『しょぼい』自分であっても、生きていてほしいと思ってくれる人が必ずいると感じた。自分が最低限生きていける場所や同じ思いをしている人たちのための居場所がつくれたら」という思いで開業したという。
知的障害者や発達障碍者の当事者がカフェを運営するってのは、結構すでにあるんですけど、「うつ病」というのはあんまり聞かない。というか、私は聞いた事がなかった。
このお店が名古屋だったら行ってみたかったなぁ。
発達障害、とりわけADHDとかの人は、障害特性を抱えながら生きていくための講演会やトークイベント、当事者グループの活動が、うつ病と比べると割と盛んなんですよね。
まあ、うつ病は急性期から回復期まで色んな状態の人がいますし、人それぞれ合併症があったりなんかして、当事者会を作ろうにもそこまで行く気力がない…とか大いに考えられるわけですが。笑
そんな中でもTwitterではリアル双極トークというイベントが催されています。
診断名が一応「躁うつ病(双極性障害)らしい」アキとしては興味をそそられますが、こちらも関東圏なので今のところ見守っているだけです。が、陰ながら応援しています。
【note更新】リアル双極トーク第2回の実施報告を公開。
初チャレンジの「今の気分を+5(軽躁)~-5(うつ)であらわすと?」をやったことで、お互いの状況を頭にいれて対話できたのがよかったなーと振り返り。参加した方々の感想ツイートもまとめましたので興味のある方はぜひhttps://t.co/68jHdXqM7c
— 松浦秀俊@双極勤めびと (@bipolar_peer) April 22, 2018
このリアル双極トーク、オンラインでもやろうぜっていう流れがあるみたいなので、その波が来たときは乗りたいと思っています。
ただ、いかんせん私はまだ療養中だし社会に復帰とかまだ考えていない段階なので、参加して良いものなのか悩んじゃうんですが。
しかしそんな折に別の角度からさざ波が立ちました。
別の角度というのは、メンタル弱い系ブロガーコミュニティです。
メンタル弱い系ブロガーコミュニティ
メンタルハックのほっしーさんが立ち上げた、メンタルブロガーによるメンタルブロガーのためのコミュニティ。私も入れてもらいました。
日々、色々な病気を持ちながらブログ更新をしていたり、ちょっとした意見交換なんかがあったりして、非常に刺激的なコミュニティです。
そんなコミュニティで上がったのが、オンラインリワークがあるといいよね、という声。
リワーク支援プログラム
うつ病等により休職・離職している方が、復職・再就職への準備性を高めるプログラムで、(1)疾患理解、(2)再発予防を主な目的としています。
リワークを実施する機関は主に3つです。
- 医療機関
- 公的精神保健機関
- 企業内
企業以外の2つは、自らその制度を知って、「やりたいです」と声を上げなきゃ受けられないんじゃないかな。福祉の申請主義ってホント不親切でやっかいなものです。
そんな中、メンタル弱い系ブロガーコミュニティの中で、発達障害の当事者であるメンバーのひとりが自身のリワーク体験を振り返って、オンラインでもやってみたいなーと発言したのを皮切りに、「イイじゃん!」「あるといいよね!」という声が集まりました。
アキはリワークを受けたことがないので何とも言えないのですが、複数の経験者の方の声を聴くと、
- 自分だけじゃないんだという安心感
- 復職後もリワーク仲間と支えあえる安心感
このふたつは結構大きいようです。
そんなリワークがオンラインで気軽に始められたら、良いじゃないですか、良いと思います。
さっそくリワークについて調べてみた
アキは社会福祉士という相談援助の専門職資格を持っています。
これでも一応やれるんですよ、ええ、相談援助。
調べてみたらこんな協会がありました。日本うつ病リワーク協会。
うつ病などで休職する方の職場への復職支援をする集まりです。
復職支援に関する研究活動や啓発活動により、適切な医療サービスを受けられる基盤づくりを行っています。
リワークプログラムの資料はここで無料配布されています(!)。
え?なら出来るんじゃない?リワーク。
簡単に言っちゃってますが、現実やるとなるとかなり勉強が必要だとは思いますよ、うん。
でも何か良いじゃないですか。良いことは広めたいじゃないですか。
やりたいですねえ、オンラインリワークサロン。
幸いにも、メンタル弱い系ブロガーコミュニティという場があって、リワーク経験者がいて、その人もやりたいと思っている。仲間がいる。ひとりじゃない。しかもその人は発達障害というアキとは違う特性を持っています。その上、運命的なことに、名古屋の人。笑
さっそく会って話をすることになりましたよ、わくわくします!
名古屋でリワークを提供している機関
「うつ病」「デイケア」と検索して上がってくる医療機関はリワークやってるところが多いみたいですね。
そんな中でもちょっと色が違うのがあいち保健管理センターです。
医療じゃなくて福祉の制度を使うリワーク機関なんですよ。
あいち保健管理センターは、ストレスなどメンタルヘルス不調が原因で休職及び離職されている方々への社会復帰を支援する、名古屋市指定のリワーク(復職・再就職)支援デイケアです。
行動療法士や臨床心理士等による認知行動療法を中心とした心理相談機関ですので、カウンセリングのみでもご利用いただけます。
うつ病などメンタルヘルス不調の改善と再発予防法を身に付け、復職や就労を目指します。
ここのカウンセリング、実は今日予約しています。笑
リワークというと大体回復してきて職場復帰したいなーと思える程度じゃないと検討できないんですけど、あいち保健管理センターの場合、病状回復のニーズにも対応してるんですよ。
復職支援だけじゃない。
で、障害者福祉の制度を使うので、自己負担も軽いです。
以前カウンセリングが実費なのはおかしいんじゃないのってぼやいたことがあるんですが、公費負担を活用して病状回復カウンセリングが受けられるかもしれない。
関連記事:何でカウンセリングは保険適用外なの?
期待に胸を膨らませつつ、初回カウンセリングを受けたらまた、何らかの形でご報告しようとは思っています。
それと、オンラインリワークプログラムも実現できないかしっかり探っていきますよ~!