こんにちは、気分障害のアキです。
今日は通院の日でした。
傷病手当金の申請書類を書いてもらうため、療養担当者記入用の書類も持って行ったのですが、その時に医師から
「躁うつ病、という事ですが、傷病手当金の申請書には、会社用に発行されている診断書と同じ”うつ病”と記入した方がいいですか?」
と聞かれたんですね。
倒れるまで通っていたクリニックでは口頭で診断名を言われることはありませんでした。だから手帳の申請用診断書とか、会社提出用の診断書に書かれている「うつ病」がその医師の診断名だと考えていたんです。
ただ、自己診断では「うつじゃなくて躁うつ(双極性障害)じゃね…?」と思ってはいました。(だってデパケンRが処方されてるもん。)
商品名:デパケンR錠200mg[抗てんかん剤、躁病・躁状態治療剤]通常、各種てんかん、てんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性など)、躁病および躁うつ病の躁状態の治療に用いられます。
www.rad-ar.or.jp
しかし、どうやら手帳や診断書に記載されていた診断名が「うつ病」だっただけで、カルテ上は「躁うつ病(双極性障害)」となっていたようです。
前の医師は「診断名」を言わない人だったので、書類に書かれている「うつ病」にしっくりこないなぁ…と感じていたんですが、自分の見立て通りやはり「躁うつ病」だったようです。
自己診断で「躁うつ」だと思った理由
なんで自己診断で「躁うつ病」だと思っていたかというと、処方されてる薬の内容も要因ではあるんですが、
- 急にギターを始めたくなって中古のギターやギタースタンド、ギターケース、チューナーなど買って毎日のように練習していたのが、2週間でやらなくなって1年後全部メルカリで売った。
- 腕時計が壊れたので新しいものを買おうという時に、無性に欲しくなって2万5千円のAppleWatchを買った。
- 格安simを使いたくなって、auのiPhoneの割賦が終わってないのに解約してmineoに乗り換えた。(残っている割賦金だけ支払い続けている)
など、テンションが高いときに衝動的に高額な買い物をしてしまう(AppleWatchは今も愛用してます)というエピソードなんかがいかにも「躁っぽい」ところ。
このブログを再開したのもメンタル系Twitterアカウントを新しく始めたのも、「いかにも躁っぽいアクティブさ」です。実は、独自ドメインを取ってWordpressまで始めています。
新しいことを始めるときは大抵躁状態
新しい人間関係を積極的に作っていったり、調子に乗って色んなことに手を出したり(おバカなことに、1〜2月の躁の時期に子ども会の会長と学童の副会長に立候補しました。)、でもうつに転じるとそういうのが全部重荷になって降りかかってくるんです。
気分も下降してるわ、うつ状態では処理しきれないもの抱えてるわで余計うつも重くなります。
だから、躁の時こそ注意しなければいけない。
病人療養中安静やるとしても掃除と散歩7割の体力しか使わない、っていくら自分に言い聞かせても軽躁だとそもそも体力の限界値がどの辺なのか見えない。だから、体の活動状態の計測と記録で振り返りながらセーブしていかなきゃならない。
— アキ@気分障害 (@aki_utsu) April 20, 2018
体調を記録し始めたのも、躁をコントロールできなければ完治なんて夢のまた夢じゃないか?という考えもあってです。
カルテと診断書の診断名
違ってても問題ないの?書類偽装とかにならないの?と思ったんですが、
カルテとは、病院での患者の診療記録です。
お医者さんが診察をした際の、身体所見、検査結果、診断や処置など、患者に関することについて、病院のスタッフ間で保管する記録書のことです。(中略)カルテは病気のことを記録することが目的です。そのため、カルテは法的効力をもってはいません。(中略)
カルテに対して「診断書」とは、医師が患者の病状、怪我や障害、治療に要した入院や手術などを証明するために発行する書類のことをいいます。
そして、カルテとの一番の違いは、正式な証明書として法的効力を有するところにあります。
どうやらカルテは治療のためのもの、診断書は法的な手続きのためのものと、割り切って考えた方がよさそうです。
精神科や心療内科の診断書にかかれる病名は、特殊な事情からこのような簡素なものとなっています。というのは、以下の3つの理由があるからです。
- 不利益とならないよう配慮した病名にすることがある
- 状態像として病名を記載することが一般的となっている
- 短期間では正確な病名として確定ができないことがある
法的拘束力をもつ診断書だからこそ、医師も色々と配慮して書いている、というわけですね。